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こんな人は舌苔がつきやすくなる?
2023/11/15
舌の表面は細かいヒダで覆われており、
そのすき間には、皮膚のアカや頭皮のフケのような
「剥がれ落ちた細胞」が溜まっていきます。
さらに、食べかすや細菌、その死骸などが積もりに積もった結果、
苔(こけ)のような汚れとなって形成されるのが『舌苔』です。
舌苔の「つき方」は、「舌の動き」や「だ液の量」が関係しています。
たとえば、食べものがうまく食べられない・飲み込めないといった
症状をかかえる方は、舌の動きが鈍くなり、舌苔が溜まりやすくなります。
また、高血圧・抗うつ剤などの治療薬には、
だ液の分泌が低下する副作用があり、お口が乾くことで舌苔が
つきやすくなってしまうのです。
もともと舌苔の少ない方でも、健康状態や状況によって、
舌苔がつきやすくなるため、注意が必要です。
・・・舌苔で起こりやすいお口のトラブル・・・
<口臭>
臭の原因のうち、8割はお口の中に原因があり、主な発生源が舌苔です。
<味覚異常>
舌の表面が舌苔で覆われると、味覚をキャッチする届かず、
味覚を感じにくくなることがあります。
<肺炎>
舌苔の中で増殖した細菌が気管を通って肺に入ると、
それが原因で肺炎を引き起こすことがあります。
高齢者になるとリスクはさらに高まるため、特に注意が必要です。
気になったら歯科医院に相談
舌苔を無理にブラシでこすったりすると、
舌の表面が傷ついてしまうばかりか、剥がれ落ちた粘膜が
細菌のエサとなり、口臭を悪化させることも。
正しいケアの方法を知っていただくためにも、
舌苔が気になる方は歯科医院にご相談ください。