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台風が来ると歯が痛む!?気圧と歯の深い関係
2022/05/10
気圧性歯痛ってなあに?
台風や雨が近づいた時に、歯の痛みを感じたことはありませんか?
もしかしたらそれは『気圧性歯痛』かもしれません!
みなさんは「むし歯があると宇宙飛行士になれない」という話をご存じでしょうか?
宇宙空間の作業における気圧変化によって、『気圧性歯痛』を引き起こす可能性があるためです。
『気圧性歯痛』とは、気圧の変化で生じる歯の痛みのこと。宇宙空間以外にも、台風や雨のような低気圧、
飛行機内や山頂など気圧の変化がある場面でも見られるため『航空性歯痛』ともいわれています。
痛みの原理は・・・?
袋菓子を地上から飛行機内や山頂などに持っていくと、袋の内側から外側に圧力がかかってパンパンに膨らみます。
実は、気圧性歯痛の原理も同じ。歯の内側には『歯髄腔(しずいくう)』という空洞があり、
通常は外の気圧と同じになるよう保たれています。しかし、低気圧などによって気圧が変化すると
外から体にかかる圧力が軽減されます。すると、内側の圧力が高まり、神経や血管が圧迫されて
痛みを引き起こしてしまうのです。
楽しむ前に歯の準備を万端に!
むし歯などの治療中の歯は、気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。
飛行機や山登り、海に潜るスポーツなどを楽しむ予定がある方は、事前にしっかりと治療を済ませましょう。
「雨の日に歯が痛い」などの違和感があるときは、定期検診や診察の機会に、ぜひご相談ください。