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治療の中断は歯の寿命を短くします!

2020/01/18

「痛くないからもういいや」はとても危険です!

歯科医院の役目は、むし歯や歯周病などによる「お口の痛み」を取り除くこと。

しかし、実際にはそれだけでなく、歯の寿命が短くなったりしないよう、

将来のことを考えた処置もしています。

そう、痛みがなくなったからといって治療を中断してしまうと、

いずれ歯を失い、美味しく食事ができなくなってしまうのです。

「つめもの」や「かぶせもの」が仮のまま

虫歯の治療では、患部を保護したり見た目が悪くならないよう、

仮のものをつめたりかぶせたりすることがあります。

一見すると「もう治った」ように見えますが、実はそのまま放置すると、

新しいむし歯ができるリスクが格段に高くなります。

仮のものは、あくまで仮。

精度が非常に低く、接着も弱いため、隙間から簡単にむし歯菌が入り込み、

見えないところでむし歯が進行していきます。

「痛い‼」と感じる頃には、むし歯が大きく進行し、

寿命が著しく短くなってしまっていることも珍しくありません。

神経を取った歯がそのまま

むし歯が進行して神経にまで達すると、痛みが生じます。

そこで神経を除去する治療を行いますが、実はそれだけではむし歯は治っていません。

神経を取れば痛みは感じなくなりますが、むし歯はそのままの状態。

つまり、最後まで処置せずに放置すると、

痛みのないままむし歯がどんどん進行し、歯がボロボロになっていくのです

やがては歯が折れてしまったり、むし歯菌があごの骨にまで到達して、

非常に激しい痛みの原因になります

神経を取り除いたら、必ず最後まで治療しましょう!

歯周病治療(歯石取り)が途中のまま

歯周病治療のために歯石を取り除きますが、

これは単なる「掃除」ではありません。

歯石には何億という歯周病菌が生息しており、これが歯周病を引き起こす原因になっています。

特に歯ぐきの中にできた歯石は、放置すると確実に歯を支える骨を溶かします

目に見えず、自覚症状も少ないからと言って途中で治療を中断すると、

確実に歯の寿命を短くすることになります。

歯を抜いてそのまま

むし歯や歯周病菌が進行した歯は、残念ながら役割を終えているため、

やむを得ずその歯を抜くことがあります。

しかし、そのまま放置してしまうと残された歯に影響が及びます

歯はみなさんが思っている以上に、簡単に動きます。

歯を失うと空いた部分にその両隣の歯が傾き始めます。

そして、噛み合うはずの歯がなくなったことで、反対側の歯が飛び出してくるのです。

歯が動き、隙間が生まれると、細菌が溜まってむし歯や歯周病になりやすく

また、噛み合わせがおかしくなることで、食べ物が噛みにくくなったり、あるいは、

肩こりや頭痛といった症状を引き起こすこともあります。

 

これで治療は終了です!

そうお伝えするまでは、しっかり通院をお願いします。

歯科医院ではうだな治療は一切行いません。

すべてはみなさんの歯を末永く守り、

一生おいしく食事ができるようにするための処置です。

ご不明な点などありましたら、丁寧にご説明させていただきます。

もし治療途中でそのままの歯があるなら、これを機にぜひ治療を再開していただけますよう、よろしくお願いいたします。

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