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肺がんだけじゃない!?タバコの恐怖
2022/12/20
タバコを吸う人はそうでない人と比べて、歯周病にかかりやすく、
重症化しやすいと言われています。
ニコチンなどの有害物質が血管を収縮させ、血流を減少させます。
すると体は酸欠・栄養不足の状態となり、
病気に対する抵抗力などが弱っていくのです。
もちろん、それは歯ぐきにも同じことが言えます。
その上、有害物質の一部はヤニ汚れとして歯にこびりつきます。
ヤニは見た目を悪くするだけでなく、
表面がざらざらしているため、歯周病の原因となる歯垢がつきやすくなり、
歯周病をさらに悪化させます。
歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれるほど、自覚症状が少なく、静かに進行する病気です。
そんな歯周病の「数少ないサイン」が『歯ぐきからの出血』なのですが、
タバコによって血流が減少していると、このサインに気づきにくくなります。
また、タバコの煙には200種以上の有害物質が含まれており、
その毒素が「傷ついた歯ぐきや骨を治そうとする働き」を弱めてしまいます。
そのため、気づいたときには歯周病がかなり進行していて、
歯を支える骨が溶け、歯を失う結果になることも珍しくありません。
近年では、煙やニオイの少ない加熱式タバコを愛好する方も増えていますが、
決して害が少ないわけではありません。
禁煙も歯周病予防も遅すぎるということはないので
「今さら手遅れだから」などと諦めずに、ぜひチャレンジしましょう!